Overview
1961年の開館以来、「生活の中の美」をテーマに、日本の古美術を中心としたさまざまな切り口の企画展を開催しています。また、展覧会に関連したイベントなど、こどもから大人まで楽しめる多彩なプログラムも展開。収蔵品は、絵画・漆工・陶磁・ガラス・染織など、国宝1件、重要文化財15件を含む約3,000件に及びます。
開館時間
10:00~18:00 (ただし金・土は20:00まで開館)
※最終入館は閉館30分前まで
※変更する場合があります。
休館日
火曜日、展示替期間、年末年始
※変更する場合があります。
料金
一般、学生料金は展覧会により異なる
中学生以下無料
※団体適用料金は20名様以上
shop×cafe (ショップ バイ カフェ)
日本で古くから愛されてきた品々に今日の感覚を加えた商品を取りそろえたショップと、季節感や展示企画と連動したメニューで人々を和ませるカフェ(不室屋)です。
営業時間
ショップ 10:30~18:00(金・土曜は20:00まで)※展覧会期間中の火曜、展示替期間中は11:00~18:00
カフェ 11:00~18:00(金・土曜は20:00まで)
定休日
ショップ 年末年始及び展示替期間中の火曜
カフェ 年末年始及び展覧会開催中の火曜及び展示替期間中の月曜・火曜
Planner
美術館の設計を手がけたのは建築家・隈研吾(くまけんご)氏。めざしたのは「都市の居間」としての居心地の良い美術館です。日本の伝統と現代を融合させた「和のモダン」を基調に、安らぎと優しさに溢れた空間を実現。外観は白磁のルーバー(縦格子)に覆われ、透明感すら感じさせます。館内には、木と和紙を意匠に用い、和の素材ならではの自然のぬくもりと、柔らかい光を表現しています。また、館内の随所で床材にウイスキーの樽材を再生利用しています。
展示室は3階と4階の2層からなり、3階には天井高9.3mの吹き抜け空間を設けました。隣の展示室との間は可動壁で隔てられ、襖や障子のように開け閉めすることで、多目的な空間利用が可能になっています。また、反対側の巨大なガラス面には、2枚の格子をスライドさせて光を調節する「無双格子(むそうごうし)」を設置。外光を遮断した展示空間から、緑溢れる外景を楽しむ憩いの空間まで、さまざまな演出が可能です。
Attendees
美を結ぶ。美をひらく。
美しい、と感じるこころは、だれもがもっています。私たちは、毎日の生活の中で美を味わい、愉しんできました。絵や彫刻だけが美ではない。日常使う道具や調度に美を感じる。庭の石や植栽にも、人の立ち居振る舞いにも美を感じる。この国独特の美に対する感受性に守られ、育てられてきた名作、名品があります。そんな「生活の中の美」を、ひとりでも多くの方に愉しんでいただきたい。それが、1961年の開館以来、変わることのない私たちの思いです。
「美を結ぶ。美をひらく。」これが、新しいサントリー美術館のミュージアムメッセージです。たとえば、古きものと新しきものを結ぶ。中世や近世、近代といった時代の枠組みに縛られずに美と美を結ぶ。たとえば、東と西を結ぶ。国や民族といった文化の境界にとらわれずに美と美を結ぶ。自由に大胆に結ぶことから、新しい発見がひらかれる。知的感動がひらかれる。結ぶことで人と美に新しい関係をひらいていきたい。「結ぶ」と「ひらく」。ふたつの言葉にこめた思いを、私たちのこれからの活動の柱といたします。